伝統芸能 traditional performing arts 2003 12 18

年金制度(pension plan)
 年金改革は、いつもの伝統芸能である「先送り」で決着。
政府の改革は、スローガンだけであり、中味はありません。
 そもそも、年金改革の議論において、
肝心な部分が、抜け落ちています。
保険料をいくらにするとか、給付水準をどうするかという枝葉の議論ばかりで、
肝心な部分が抜け落ちています。
「年金改革」と「少子高齢化」は、切っても切れない関係にあります。
今後、日本で急速に進む「少子高齢化」を前提に、年金改革を議論しなければ、
いくら議論しても、意味のないものになります。
 そもそも、「少子高齢化」での年金モデルをどう考えているのか。
A出生率が、奇跡的に回復する。
B出生率は、現状維持のまま。
C出生率は、さらに低下する。
a平均寿命が、短くなる。
b平均寿命が、現状維持のまま。
c平均寿命が、さらに延びる。
 年金の安全設計を考えれば、Cとcの案で考える必要がある。
Aとbの案で、年金改革を議論したとすれば、デタラメの議論である。



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